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特集 StageⅣ 胃癌の治療戦略Update
II. 各論
7.StageⅣ胃癌に対する薬物療法―免疫チェックポイント阻害薬,分子標的治療薬
Chemotherapy for unresectable advanced/recurrent gastric cancer
朴 成和
1
N. Boku
1
1東京大学医科学研究所腫瘍・総合内科
キーワード:
stageⅣ胃癌
,
化学療法
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
分子標的治療薬
Keyword:
stageⅣ胃癌
,
化学療法
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
分子標的治療薬
pp.352-357
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_352
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切除不能進行・再発胃癌に対する一次化学療法は,1990年代以降フッ化ピリミジン+プラチナ療法が標準治療とされ,2010年のHER2陽性胃癌に対するtrastuzumabの登場以外に大きな進歩はなかったが,2020年にHER2陰性胃癌に対するnivolumabによる延命効果が証明された.二次治療以降も含めて利用可能な薬剤を適切に使用することで,1990年代に11ヵ月程度であった生存期間の中央値は20ヵ月になろうとしている.
© Nankodo Co., Ltd., 2022