Japanese
English
臨床報告・1
胃癌術後の異時性卵巣転移を切除し長期生存中の1例
Long-term suvival in a case of a metastatic ovarian tumor from gastric carcinoma treated with surgical resection
鈴木 裕之
1
,
諏訪 敏一
1
,
伊藤 博
1
,
山下 純男
1
,
尾本 秀之
1
,
石川 文彦
1
,
新田 宙
1
,
瓦井 美津江
2
Hiroyuki SUZUKI
1
1深谷赤十字病院外科
2深谷赤十字病院病理
キーワード:
Krukenberg腫瘍
,
長期生存例
Keyword:
Krukenberg腫瘍
,
長期生存例
pp.709-712
発行日 2006年5月20日
Published Date 2006/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100458
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はじめに
胃癌の卵巣転移はKrukenberg腫瘍と呼ばれ,腹膜播腫性転移の一種と考えられており,その切除後の予後はきわめて不良であると報告されている.今回,われわれは胃癌の胃全摘術後2年で異時性発症した卵巣転移を切除し,化学療法などの追加治療をせず,約7年間無再発生存中のきわめて稀な症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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