Japanese
English
特集 炎症性腸疾患治療における外科と内科の接点
3.Crohn病に対する腸管切除の適応と手技
Surgical indications and operative procedures for intestinal complications of Crohn’s disease
小金井 一隆
1
,
辰巳 健志
1
,
黒木 博介
1
,
小原 尚
1
,
齋藤 紗由美
1
,
杉田 昭
1
K. Koganei
1
,
K. Tatsumi
1
,
H. Kuroki
1
,
N. Obara
1
,
S. Saito
1
,
A. Sugita
1
1横浜市立市民病院
キーワード:
Crohn病
,
手術適応
,
腸管切除術
,
狭窄形成術
Keyword:
Crohn病
,
手術適応
,
腸管切除術
,
狭窄形成術
pp.1029-1036
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_1029
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Crohn病の腸管病変の切除は,穿孔・大量出血や,内科治療で改善しない狭窄,瘻孔・膿瘍・癌などに対して施行する.本症に根治療法がないため,病変をすべて切除せず,小範囲切除や狭窄形成術を基本とし,可及的に腸管を温存する.人工肛門は閉鎖の可否なども考慮して造設する.吻合法などに特別な手技はないが,術後合併症を含めた長期経過や術後内科治療を考慮した術式選択が必要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022