Japanese
English
特集 放置できない肛門部疾患の診断と治療
II. 各論
1.血栓性外痔核の診断と治療
Diagnosis and treatment of thrombosed external hemorrhoids
先崎 和則
1
,
八子 直樹
2
K. Senzaki
1
,
N. Yago
2
1せんざき医院
2八子医院
キーワード:
血栓性外痔核
,
診断
,
保存的治療
,
外科的治療
Keyword:
血栓性外痔核
,
診断
,
保存的治療
,
外科的治療
pp.762-765
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_762
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血栓性外痔核はしばしば遭遇する疾患で,急性に発症し,肛門管外側の皮下に,外痔静脈叢のうっ血で生じた血栓により結節が形成される.ほとんどの症例は痔疾患軟膏や温浴などの保存的治療で軽快する.血栓性外痔核に対し外科的治療が必要であることはまれであるが,血栓が大きい場合,痛みが強い場合,出血している場合には血栓摘除または外痔核切除を考慮する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021