Japanese
English
特集 放置できない肛門部疾患の診断と治療
I. 総論
確実に処置すべき肛門周辺疾患の診断と治療の臨床大要
Clinical remarks of diagnosis and therapy on peri-anal diseases:that must be treated certainly
小杉 光世
1
M. Kosugi
1
1松戸市立総合医療センター外科
キーワード:
肛門診察の基本手技と器具
,
肛門周辺病変・病態一覧図
,
肛門手術ドレナージ創の意味
,
放置できない後腹膜感染症の仮説
Keyword:
肛門診察の基本手技と器具
,
肛門周辺病変・病態一覧図
,
肛門手術ドレナージ創の意味
,
放置できない後腹膜感染症の仮説
pp.753-761
発行日 2021年6月1日
Published Date 2021/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_753
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肛門周辺疾患は数個の症状と所見把握,観察診察の聴・視・触・鏡の基本「四診」技能を習得して診断する.
症状と鑑別・除外疾患名,急・慢性,程度・分類,特殊病態のほか,まれでも知っておくべき疾病名を円盤形で示し配置した.他科関連病名,病態と,診断上放置してはいけない後遺症や術後重篤感染症などの重症容態は円盤図(図1)の外側に視覚化した.
即対応すべき肛門周囲膿瘍の切開排膿術をはじめ,一般外科医に利すると考えられる主要項目を解説した.
© Nankodo Co., Ltd., 2021