Japanese
English
特集 肛門を極める
診断と治療
肛門異物に対する処置
Diagnosis and treatment of rectal foreign body
八木 貴博
1
,
松田 圭二
1
,
橋口 陽二郎
1
Takahiro YAGI
1
1帝京大学下部消化管外科
pp.746-748
発行日 2019年6月20日
Published Date 2019/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212509
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【ポイント】
◆肛門異物の多くは性的嗜好によるものである.羞恥心があるため自身での申告や経緯は曖昧なことが多く,挿入異物の種類,サイズは多岐にわたる.
◆X線やCTなどの画像検査で穿孔の有無,異物のサイズ,局在を確認する.穿孔があれば緊急での開腹手術となる.
◆穿孔が確認されなければ用指的,内視鏡的除去を試みる.除去困難であれば麻酔下に除去を試みる.開腹手術による除去が必要となる可能性もある.
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