Japanese
English
症例
術前の生検で診断し腹腔鏡下回盲部切除術を施行した虫垂杯細胞型カルチノイドの1例
A case of goblet cell carcinoid of appendix diagnosed by preoperative biopsy and performed laparoscopic ileocecal resection
片岡 将宏
1
,
北原 弘恵
1
,
吉村 昌記
1
,
唐澤 幸彦
1
,
織井 崇
1
M. Kataoka
1
,
H. Kitahara
1
,
M. Yoshimura
1
,
Y. Karasawa
1
,
T. Orii
1
1昭和伊南総合病院外科
キーワード:
杯細胞型カルチノイド
,
虫垂
,
腹腔鏡下回盲部切除術
Keyword:
杯細胞型カルチノイド
,
虫垂
,
腹腔鏡下回盲部切除術
pp.73-75
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_73
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はじめに 虫垂杯細胞型カルチノイドは比較的まれな腫瘍であり,大腸癌取扱い規約第9版1)においては悪性上皮性腫瘍に分類され,腺癌の一亜型と考えられている.今回われわれは,便潜血陽性を契機に施行した下部消化管内視鏡検査で虫垂腫瘍を認め,生検にて杯細胞型カルチノイドと術前診断し,待機的根治手術を施行しえた症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021