Japanese
English
症例
腹腔内腫瘤の精査により発見された小腸神経内分泌腫瘍の1例
A case of small intestinal neuroendocrine tumor detected by examination of intraperitoneal lymphadenopathy
片岡 将宏
1
,
北原 弘恵
1
,
吉村 昌記
1
,
唐澤 幸彦
1
,
織井 崇
1
M. Kataoka
1
,
H. Kitahara
1
,
M. Yoshimura
1
,
Y. Karasawa
1
,
T. Orii
1
1昭和伊南総合病院外科
キーワード:
神経内分泌腫瘍
,
小腸
,
リンパ節転移
Keyword:
神経内分泌腫瘍
,
小腸
,
リンパ節転移
pp.876-880
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_876
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はじめに 小腸神経内分泌腫瘍(NET)は本邦において比較的まれな疾患である.本邦における消化管NETの部位別発生頻度は直腸,胃,十二指腸の順に高く,小腸NETの発生頻度は4.3%と報告されている1).今回われわれは,無症候性ながらも偶発的に発見された腹腔内腫瘤の精査を契機に発見し,外科的切除を施行しえた症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020