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特集 外科医が知っておくべき術後QOL評価のすべて
I. 総論
3.術後QOL評価法をどのように確立するか
Development of assessment scale for postoperative quality of life(QOL)
本多 通孝
1
M. Honda
1
1福島県立医科大学低侵襲腫瘍制御学
キーワード:
尺度開発
,
妥当性検証
,
術後QOL
Keyword:
尺度開発
,
妥当性検証
,
術後QOL
pp.315-320
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_315
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QOL尺度の開発は,項目プール,暫定版質問紙の作成,パイロット調査,本調査による妥当性と信頼性検証の手順を経て行われる.何より大切なのは,研究者が測定したい概念を明確にする作業であり,特に内容的妥当性と因子的妥当性の十分な検討が必要である.また手術がQOLに与える影響を明らかにするためには,手術以外の影響の大きさを考慮する必要がある.QOLスコアは個人内での前後比較が行われがちであるが,手術前後の単純比較には多くの注意点がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2021