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特集 外科医が知るべき癌終末期医療の基礎と実践
II. 各論
3.癌終末期医療における末梢神経障害への対応
Peripheral neuropathy in the terminal care of cancer
吉田 陽一郎
1
,
長谷川 傑
1
Y. Yoshida
1
,
S. Hasegawa
1
1福岡大学消化器外科
キーワード:
癌
,
化学療法誘発性末梢神経障害
,
傍腫瘍性神経症候群
,
サポーティブケア
Keyword:
癌
,
化学療法誘発性末梢神経障害
,
傍腫瘍性神経症候群
,
サポーティブケア
pp.1368-1371
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1368
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癌終末期における末梢神経障害は,生活の質(QOL)を低下させる不快な症状で,多くの医療従事者は原因を「化学療法誘発性」に帰着しがちである.絶対的な原因を特定することはむずかしいことが多いが,治療経過や併存症,発症時期を把握して終末期医療を行う必要がある.「化学療法誘発性」以外を疑う所見が少しでもあれば,ほかの原因を検索する必要がある.本稿では,原因に主軸をおいて,終末期医療で経験する末梢神経障害をまとめた.
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