Japanese
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特集 消化器悪性腫瘍診療におけるガイドラインの功罪
II. 各論
5.胆道癌診療におけるガイドラインの功罪
Merits and faults of biliary cancer guidelines
梛野 正人
1
,
江畑 智希
1
M. Nagino
1
,
T. Ebata
1
1名古屋大学腫瘍外科
キーワード:
胆道癌診療ガイドライン
,
evidence based medicine
,
胆管癌
,
胆囊癌
Keyword:
胆道癌診療ガイドライン
,
evidence based medicine
,
胆管癌
,
胆囊癌
pp.635-639
発行日 2020年5月1日
Published Date 2020/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_635
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胆道癌診療ガイドラインは2007年に初版が,2014年に改訂第2版が上梓され,今回,2019年6月に改訂第3版が出版された.5年ぶりの改訂となるが,第3版では2012~2017年の6年間の文献を網羅的に検索し,その結果に基づいてclinical question(CQ)の解説文を更新・作成し,推奨度を決定した.胆道癌の領域は肝臓癌や膵臓癌に比べて臨床論文そのものが少なく,質の高いランダム化比較試験はほとんどない.したがって,小規模な改訂にとどまったことは否めない.
© Nankodo Co., Ltd., 2020