Japanese
English
特集 胆道癌治療の最前線
II. 各論
7.胆道癌に対する腹腔鏡手術・ロボット手術
Laparoscopic and robotic surgery for biliary tract cancer
蔵原 弘
1
,
又木 雄弘
1
,
伊地知 徹也
1
,
山崎 洋一
1
,
川崎 洋太
1
,
大塚 隆生
1
H. Kurahara
1
,
Y. Mataki
1
,
T. Idichi
1
,
Y. Yamasaki
1
,
Y. Kawasaki
1
,
T. Ohtsuka
1
1鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科
キーワード:
膵頭十二指腸切除術
,
鏡視下手術
,
胆管癌
,
胆囊癌
Keyword:
膵頭十二指腸切除術
,
鏡視下手術
,
胆管癌
,
胆囊癌
pp.153-156
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_153
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胆道癌に対する手術術式は病変の部位や広がりにより多岐にわたる.遠位胆管癌・十二指腸乳頭部癌に対する腹腔鏡下もしくはロボット支援下膵頭十二指腸切除術は2020年4月から保険適用となった.一方,胆囊癌や肝門部領域胆管癌に対する鏡視下手術は保険収載されていない.胆囊癌に対する胆囊床切除や肝外胆管切除に肝十二指腸間膜リンパ節郭清を伴う胆囊摘出術は技術的には可能と思われ,保険収載が今後の課題である.難度が高い手術となるため安全な鏡視下手術の導入を心がけることが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022