Japanese
English
症例
転移性肝癌が疑われた落下胆石による腹腔内膿瘍の1例
A case of abdominal abscess suspicious of metastatic hepatic cancer caused by spilled gallstones
柴田 淳平
1
,
平松 和洋
1
,
青葉 太郎
1
,
加藤 岳人
1
J. Shibata
1
,
K. Hiramatsu
1
,
T. Aoba
1
,
T. Kato
1
1豊橋市民病院一般外科
キーワード:
落下胆石
,
膿瘍
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
Keyword:
落下胆石
,
膿瘍
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
pp.389-394
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_389
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はじめに 腹腔鏡下胆囊摘出術(LC)は,胆囊摘出の標準手術として広く普及している.低侵襲という長所がある一方,術野と手術操作範囲が制限されることによる合併症が報告されている1).今回われわれは,転移性肝癌が疑われたが最終的にLC後の落下結石による腹腔内膿瘍と診断した症例を経験したため報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020