Japanese
English
症例
CTにて術前診断し腹腔鏡下に治療した特発性大網捻転症の1例
A case of greater omental torsion treated laparoscopically
近藤 崇之
1
,
玉川 英史
1
,
林 竜平
1
,
壁島 康郎
1
T. Kondo
1
,
E. Tamagawa
1
,
R. Hayashi
1
,
Y. Kabeshima
1
1伊勢原協同病院外科
キーワード:
大網捻転症
,
腹腔鏡
,
診断
Keyword:
大網捻転症
,
腹腔鏡
,
診断
pp.983-986
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_983
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はじめに 大網捻転症は大網の一部または全体が捻転し,その末梢に血行障害を起こして壊死に陥るまれな疾患である.臨床症状にとぼしいことが多いが,有症状の場合は緊急手術を要するため,術前診断が重要である.診断には造影CTが有用である.今回,造影CTが診断上有用であり,腹腔鏡下に手術を施行した特発性大網捻転症を経験したため,若干の文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019