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特集 癌検診の展望
II. 各論
6.肝胆膵癌検診の展望
Future perspective of screening system for hepatobiliary and pancreatic cancer
片山 和宏
1
K. Katayama
1
1大阪国際がんセンター肝胆膵内科
キーワード:
高リスク群
,
膵精密超音波検査
,
アミノ酸
,
DNA
Keyword:
高リスク群
,
膵精密超音波検査
,
アミノ酸
,
DNA
pp.866-871
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_866
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癌の早期診断のためには,高リスク群を囲い込んで定期フォローする有効なシステムを確立することが重要である.高リスク群設定は,肝疾患では比較的容易であったが,近年疾患構造変化により再考を求められているし,胆道疾患,膵疾患では設定は容易ではない.また定期フォローとして有用な腹部超音波検査は,肝疾患や胆囊疾患には有用であるが,胆管疾患や膵疾患診断には限界がある.本稿では肝胆膵癌検診の現状と今後の展望について紹介する.
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