Japanese
English
特集 肝胆膵外科の臨床研究 update 2019
5.肝切除周術期管理に関するRCT
Randomized controlled trial assessing perioperative management for patients undergoing hepatic resection
有田 淳一
1
,
石沢 武彰
1
,
金子 順一
1
,
赤松 延久
1
,
長谷川 潔
1
J. Arita
1
,
T. Ishizawa
1
,
J. Kaneko
1
,
N. Akamatsu
1
,
K. Hasegawa
1
1東京大学肝胆膵外科,人工臓器・移植外科
キーワード:
肝切除
,
ランダム化比較試験
,
合併症
Keyword:
肝切除
,
ランダム化比較試験
,
合併症
pp.636-643
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_636
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
1990年代初頭から現在まで肝切除に関する研究は飛躍的にすすみ,手技の安定化や術後の安全性は一定の目標に達したといってよい.これらの進歩には多数のランダム化比較試験(RCT)の実績が大きく関与している.肝切除患者の周術期管理について検証したRCTを検索したところ70本余が合致した.これらを,ドレーン留置,en‑hanced recovery after surgery(ERAS),手術部位感染(SSI)対策,術後鎮痛法,肝庇護薬剤,術中輸液・麻酔,栄養・免疫賦活剤,閉腹時操作に分けて得られた結果をまとめた.
© Nankodo Co., Ltd., 2019