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特集 肥満症例に対する腹腔鏡下手術
II. 各論
6.肥満症例に対する腹腔鏡下結腸切除術の留意点と工夫
Tips and ideas of laparoscopic colectomy for obese cases
中西 正芳
1
,
大辻 英吾
1
M. Nakanishi
1
,
E. Otsuji
1
1京都府立医科大学消化器外科
キーワード:
肥満
,
腹腔鏡下手術
,
結腸癌
Keyword:
肥満
,
腹腔鏡下手術
,
結腸癌
pp.240-244
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_240
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結腸癌に対する腹腔鏡下手術は広く普及しているが,肥満症例では難易度が高く,慎重な手技が求められる.われわれは肥満症例についても特に制限を設けることなく腹腔鏡手術の適応としている.重要なことは正確な層の同定,十分な剝離授動,重要なメルクマールとなる解剖学的指標をみつけ,そこから離れないように慎重な剝離操作を行うことと考えている.本稿では右側,左側における肥満症例に対する腹腔鏡下手術の留意点と工夫について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2019