書評
酸塩基平衡の考えかた―故きを・温ねて・Stewart
橋口 陽二郎
1
1帝京大学外科
pp.1194
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1194
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- 文献概要
酸塩基平衡とは,体内の酸性とアルカリ性のバランスを保とうとする仕組みであり,生存に不可欠の機能である.酸塩基平衡については,若いころに,医師国家試験のとき,そして初期研修医で麻酔科を回ったときに,集中的に勉強した記憶がある.この分野で多くの本を書かれている諏訪邦夫先生が,当時,東京大学の麻酔科の助教授でいらして,直接ご指導を仰ぐ機会があった.麻酔科の研修中に,酸塩基平衡についてクイズのようにいろいろ質問されたのが今でも印象に残っている.あまり優秀な生徒ではなかったけれども,なんとなく酸塩基平衡のことがわかったつもりになって研修を終えた.
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