Japanese
English
特集 Innovativeな大腸癌診断・治療
6.局所進行直腸癌に対する化学放射線療法施行後のwatch and waitの実際
Current status of watch and wait after chemoradiotherapy for locally advanced rectal cancer
佐藤 武郎
1
,
中村 隆俊
1
,
山梨 高広
1
,
三浦 啓寿
1
,
古城 憲
1
,
横井 圭悟
1
,
萩原 千恵
1
,
丸山 正裕
1
,
坂本 純一
1
T. Sato
1
,
T. Nakamura
1
,
T. Yamanashi
1
,
H. Miura
1
,
K. Kojo
1
,
K. Yokoi
1
,
C. Hagiwara
1
,
M. Maruyama
1
,
J. Sakamoto
1
1北里大学下部消化管外科
キーワード:
局所進行直腸癌
,
化学放射線療法
,
watch and wait approach
Keyword:
局所進行直腸癌
,
化学放射線療法
,
watch and wait approach
pp.1036-1041
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1036
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直腸癌に対する治療は,本邦では手術治療を中心として行われてきたが,欧米では化学放射線療法と手術を合わせた集学的治療を標準治療として発展してきた.手術治療はtotal mesorectal excision(TME)に始まり,腹腔鏡手術,ロボット支援下手術など,日々進歩してきた.しかし一方で,術後の直腸機能に関しては十分とはいえないのも現状である.これらから,近年,化学放射線療法後のwatch and wait approachも検討されるようになった.本稿では,化学放射線療法とwatch and wait approachの現状を述べる.
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