Japanese
English
症例
終末回腸憩室炎によるS状結腸小腸瘻に対して根治手術を施行した1例
A case of curative surgery was achieved to a case of ileosigmoidal fistula due to terminal ileum diverticulitis
川上 浩司
1
,
小野 武
1
,
加藤 航司
1
,
比嘉 聡
1
,
仲地 広美智
1
,
屋良 敏男
1
K. Kawakami
1
,
T. Ono
1
,
K. Kato
1
,
S. Higa
1
,
H. Nakachi
1
,
T. Yara
1
1沖縄協同病院外科
キーワード:
小腸憩室炎
,
小腸S状結腸瘻
,
腹腔鏡
Keyword:
小腸憩室炎
,
小腸S状結腸瘻
,
腹腔鏡
pp.78-81
発行日 2018年1月1日
Published Date 2018/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_78
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結腸憩室炎は炎症の波及により時に周辺臓器との瘻孔を形成することを経験する.特にS状結腸憩室炎の炎症波及から膀胱への瘻孔形成は比較的よくみられるが,小腸への瘻孔形成はまれであり,さらに小腸憩室炎からS状結腸への瘻孔形成は検索しえた範囲では報告はなかった.今回終末回腸憩室炎のため回腸-S状結腸瘻孔形成症例に対して,腹腔鏡下に結腸右半切除およびS状結腸切除を施行しえた症例を経験したのでこれを報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018