Japanese
English
症例
嵌頓大腿ヘルニアに対して緊急腹腔鏡下手術が有用であった2例
Two case of incarcerated femoral hernia repaired by laparoscopic surgery
多田 正晴
1
,
杉本 敦史
1
,
藤田 悠介
1
,
田村 淳
1
,
牧 淳彦
1
M. Tada
1
,
A. Sugimoto
1
,
Y. Fujita
1
,
J. Tamura
1
,
A. Maki
1
1兵庫県立尼崎総合医療センター外科
キーワード:
嵌頓
,
大腿ヘルニア
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
嵌頓
,
大腿ヘルニア
,
腹腔鏡下手術
pp.276-279
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_276
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大腿ヘルニアは,用手還納不可能な嵌頓状態で発症し受診することも少なくない1).術前から腸閉塞による腸管拡張を伴い,視野が得られにくい可能性があり,嵌頓大腿ヘルニアに対する緊急腹腔鏡手術はいまだ一般的といえるわけではない.今回われわれは,腹腔鏡を用いて腹腔内を観察することで,より確実に脱出している腹腔内臓器の所見を確認し,ヘルニア門の処理を行うことが可能であった症例を経験したため報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018