Japanese
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特集 専門医必携 新外科手術書―新しい手術手技のエッセンス
VI. 腹壁
3.大腿ヘルニアに対する腹腔鏡下手術手技
Laparoscopic surgical procedure for femoral hernia
村上 崇
1
,
小杉 千弘
1
,
野島 広之
1
,
芦澤 陽介
1
,
細川 勇
1
,
高橋 理彦
1
,
碓井 彰大
1
,
首藤 潔彦
1
,
宮澤 幸正
1
,
清水 宏明
1
,
幸田 圭史
1
T. Murakami
1
,
C. Kosugi
1
,
H. Nojima
1
,
Y. Ashizawa
1
,
I. Hosokawa
1
,
M. Takahashi
1
,
A. Usui
1
,
K. Shuto
1
,
Y. Miyazawa
1
,
H. Shimizu
1
,
K. Koda
1
1帝京大学ちば総合医療センター外科
キーワード:
大腿ヘルニア
,
腹腔鏡下手術
,
膨潤TAPP法
Keyword:
大腿ヘルニア
,
腹腔鏡下手術
,
膨潤TAPP法
pp.574-578
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_574
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大腿ヘルニアは鼠径部ヘルニアの10%程度を占め,高齢女性に多い1).その解剖学的特徴から鼠径ヘルニアに比べ嵌頓例が多く,腸管絞扼を伴いやすいため,すべての大腿ヘルニアに対して手術が推奨される1).大腿ヘルニアに対する待機的手術術式としては,腹腔鏡下ヘルニア修復術を含む腹膜前修復法が推奨されている1).本稿では,大腿ヘルニアの待機的手術例に対するtransabdominal preperitoneal approach(TAPP)法について述べる.
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