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特集 Conversion surgeryアップデート
がん種別の最新動向
胃癌に対するconversion surgery
Conversion surgery for advanced gastric cancer
山口 和也
1
,
吉田 和弘
2
,
奥村 直樹
2
,
安福 至
2
,
末次 智成
2
Kazuya YAMAGUCHI
1
1木沢記念病院(中部国際医療センター)外科
2岐阜大学腫瘍外科
キーワード:
胃癌
,
conversion surgery
,
術前化学療法
Keyword:
胃癌
,
conversion surgery
,
術前化学療法
pp.1470-1477
発行日 2021年12月20日
Published Date 2021/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213558
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【ポイント】
◆胃癌に対するconversion surgeryとは,多臓器転移などによりR0手術が不可能と判断されたcStage Ⅳに対して,化学療法によりR0手術が可能と判断されるまで奏効し,治療方針を外科的介入(surgical intervention)にconvertするものである.
◆Conversion surgeryの適格規準は,以下の3点が挙げられる.①1次治療により一定の抗腫瘍効果が得られている.②1次治療による奏効が維持され増悪傾向がない.③R0手術が可能と判断できる.
◆Conversion surgeryは術後合併症の頻度の検討から比較的安全に行うことが可能で,治療成績の検討からR0手術の達成により飛躍的な予後改善が期待できる.
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