Japanese
English
症例
上行結腸癌術後早期に発症した多発脾腫瘤の1例
A case of multiple metachronous splenic tumors after radical surgery for ascending colon cancer
長濱 正吉
1
,
知花 朝史
1
,
知念 順樹
1
,
金城 泉
1
,
宮里 浩
1
,
友利 寛文
1
M. Nagahama
1
,
T. Chibana
1
,
Y. Chinen
1
,
I. Kinjo
1
,
H. Miyazato
1
,
H. Tomori
1
1那覇市立病院外科
キーワード:
大腸癌術後
,
多発脾腫瘤
,
多発肺結節
Keyword:
大腸癌術後
,
多発脾腫瘤
,
多発肺結節
pp.1087-1090
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1087
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに 大腸癌術後の再発症例に対する治療方針は,可能な限り外科的切除を行うことである1).今回われわれは上行結腸癌根治術後1年以内の早期に発症した多発脾腫瘤例を経験した.再発が否定できず腹腔鏡下脾摘術を行ったが,最終的な病理学的診断は類上皮細胞性肉芽腫であった.大腸癌根治術後に比較的まれなサルコイドーシス様脾病変を併発し術前診断に難渋した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018