Japanese
English
整形外科外来診療の工夫――診断,保存療法,外来手術 Ⅰ.総論
1.検査・診断
爪下腫瘍の画像診断
Diagnosis of subungual tumor with magnetic resonance imaging
西川 真史
1
,
西沢 和喜
1
,
吉岡 千穂
1
,
外崎 雄大
1
,
須崎 勝正
1
S. Nishikawa
1
,
K. Nishizawa
1
,
C. Yoshioka
1
,
Y. Tonosaki
1
,
K. Suzaki
1
1にしかわ整形外科・手の外科クリニック
1Nishikawa Orthopedic Surgery and Hand Surgery Clinic, Hirosaki
キーワード:
glomus tumor
,
MRI
,
subungual tumor
Keyword:
glomus tumor
,
MRI
,
subungual tumor
pp.18-21
発行日 2024年10月31日
Published Date 2024/10/31
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei86_18
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は じ め に
手指爪下有痛性腫瘍はグロムス腫瘍に代表されるように,長期に未治療で経過していた例の報告が散見される.その原因として単純X線撮影で末節骨に圧痕を認める場合や,爪の変形を認める例以外は診断がむずかしく,対症療法や経過観察で長期に経過しているものと考えられる1).
われわれは本病変を画像的にとらえるために当院でMRI撮像を積極的に施行して,診断の補助としての有用性について検討したので報告する.
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