Japanese
English
しびれ・痛みに対する整形外科診療の進歩 Ⅰ.総 論
2.理学療法
AKA(arthrokinematic approach)–博田法について
The efficacy of the arthrokinematic approach-Hakata method
木檜 晃
1
,
片田 重彦
2
A. Kogure
1
,
S. Katada
2
1こぐれ理学診療クリニック
2かただ整形外科
1Kogure Physical Medicine and Rehabilitation Clinic, Tokyo
キーワード:
AKA(arthrokinematic approach)-Hakata method
,
single-blind RCT
,
VAS
,
RDQ
,
SF-36
Keyword:
AKA(arthrokinematic approach)-Hakata method
,
single-blind RCT
,
VAS
,
RDQ
,
SF-36
pp.54-56
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei74_54
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は じ め に
整形外科の主たる治療対象は痛みやしびれであり,その根本的な解決策は器質的障害を取り除くことにあると整形外科医は教育を受けてきた.画像診断を駆使して器質的異常を発見し,その異常を外科的に取り除くまたは固定することが最良の治療と判断する場合が多い.
しかし,痛みやしびれの原因は器質的原因のみでなく,機能的障害からも生じることが多く,画像から得られる情報を主たる情報源として病態を判断し手術にまですすむことの危険性は計り知れない.
本稿ではAKA(arthrokinematic approach)–博田法の概要そして主に慢性腰痛,急性腰痛に対する効果について「痛みに対する保存的治療」の立場から,エビデンスを含めて述べることとする.
© Nankodo Co., Ltd., 2018