Japanese
English
しびれ・痛みに対する整形外科診療の進歩 Ⅰ.総 論
1.薬物療法
慢性腰痛に対するデュロキセチンの効果
Efficacy of duloxetine in chronic low back pain
吉原 潔
1
,
石塚 怜王
1
K. Yoshihara
1
,
R. Ishizuka
1
1アレックス脊椎クリニック
1AR-Ex Spine Clinic, Tokyo
キーワード:
chronic low back pain
,
duloxetine
,
dose selection
Keyword:
chronic low back pain
,
duloxetine
,
dose selection
pp.20-22
発行日 2018年10月30日
Published Date 2018/10/30
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei74_20
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は じ め に
デュロキセチンは,セロトニン・ノルアドレナリン選択的再取り込み阻害薬(SNRI)と呼ばれる第三世代の抗うつ薬の一つとして上市された.2016年3月より慢性腰痛症が,2017年12月には変形性関節症が,効能・効果に追加され保険適用となり疼痛治療薬として日常診療で用いられるようになった.われわれは,治療に難渋する慢性腰痛患者にデュロキセチンを投与し,臨床成績を分析したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018