Japanese
English
スポーツ傷害の予防・診断・治療 Ⅰ.総 論
3.画像診断
CT所見による上腕骨小頭離断性骨軟骨炎の不安定性分類の試み
Evaluation for fragments Instability of osteochondritis dissecans of the capitellum using CT image classification
西中 直也
1,2
,
上原 大志
3
,
鈴木 昌
1,2
,
大澤 一誉
1,2
N. Nishinaka
1,2
,
T. Uehara
3
,
M. Suzuki
1,2
,
K. Osawa
1,2
1昭和大学スポーツ運動科学研究所
2昭和大学藤が丘病院整形外科
3豊見城中央病院整形外科
1Showa University Research Institute for Sport and Exercise Sciences
2Dept. of Orthop. Surg., Showa University Fujigaoka Hospital
キーワード:
OCD
,
capitellum baseball elbow
,
CT classification
Keyword:
OCD
,
capitellum baseball elbow
,
CT classification
pp.47-52
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei73_47
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は じ め に
上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)は,病期が進行すると将来的にスポーツのみならず日常生活に支障をきたす可能性がある.そのため病初期に適切な診断と治療の選択が求められる.病期が進行した症例は手術適応であるが,この場合病変部の損傷の重症度,すなわち安定か不安定かを評価することがもっとも重要である.最終的には術中に判断することも多いが術前の画像から不安定性の評価ができることがより望ましい.われわれは以前にOCDの病変部の不安定性をCTから検討したが1),本稿では保存例を追加しえたので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018