Japanese
English
スポーツ傷害の予防・診断・治療 Ⅱ.部位別各論
6.下 腿
下腿疲労骨折における治療期間
Treatment period in stress fracture of the lower leg
奥平 修三
1
,
瀬戸口 芳正
2
,
松田 秀一
1
S. Okudaira
1
,
Y. Setoguchi
2
,
S. Matsuda
1
1京都大学整形外科
2医療法人MSMCみどりクリニック
1Dept. of Orthop. Surg., Faculty of Medicine, Kyoto University, Kyoto
キーワード:
stress fracture
,
leg
,
MRI
,
treatment duration
Keyword:
stress fracture
,
leg
,
MRI
,
treatment duration
pp.200-204
発行日 2018年4月25日
Published Date 2018/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei73_200
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は じ め に
下腿はスポーツに伴う疲労骨折の頻度が高い部位とされ,陸上競技や軍隊に関する報告が多くみられる.その対策としてリスク因子の認識とリスクの修正(modification)が必要となる.現在までに,報告されているリスク因子には無月経,低骨密度1)があるが,競技レベルや治療期間がリスク要因となるかに関する報告は少ない.日本陸上競技連盟2)は2014年インターハイ全国大会とその予選(1地区大会)による調査を行い,すね(下腿)の疲労骨折は全国大会17.4%,1地区大会22.9%と報告しているが,リスク要因に関しては報告されていない.
© Nankodo Co., Ltd., 2018