特集 足関節果部骨折の診断と治療の最新アップデート
足関節果部骨折の手術療法の適応と実際(Weber type B) 手技と最近の論点
原口 直樹
1
1聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 整形外科
キーワード:
X線診断
,
脛骨
,
内固定法
,
骨粗鬆症
,
骨ねじ
,
骨プレート
,
靱帯
,
靱帯損傷
,
腓骨
,
手術時体位
,
足関節骨折
Keyword:
Bone Screws
,
Bone Plates
,
Fibula
,
Fracture Fixation, Internal
,
Ligaments
,
Osteoporosis
,
Radiography
,
Tibia
,
Ankle Fractures
pp.394-398
発行日 2019年4月19日
Published Date 2019/4/19
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019168704
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足関節果部骨折のWeber type Bは脛腓骨靱帯結合レベルでの短い螺旋骨折で、果部骨折のなかで最も頻度が高い。この外傷の治療でポイントとなるのは、手術適応の決定と、骨粗鬆性変化のある場合の固定である。Weber type Bで脛腓骨靱帯結合の固定が必要になることは原則としてない。後果骨折はCT画像でその形態を把握し、内固定の要否を決定する。高齢者の骨折では外果の末梢骨片は小さく脆弱であるが、末梢骨片に多くのスクリューが挿入できるロッキングプレートが開発され、比較的容易に手術できるようになった。
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