発行日 2004年4月25日
Published Date 2004/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004208719
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圧迫性頸髄症30例(脊髄症例)と神経学的異常のない21例(対照群)を対象に,MRI所見及び頸椎部脊髄症の臨床症状を比較検討した.その結果,正常脊髄の平均SUV(頸髄グルコース代謝率)値は加齢に伴い有意に減少し,頸髄症例の平均SUV値は麻痺症状の重篤度に比例して低下する傾向がみられた.また,頸髄全体の平均SUV値は対照群より脊髄症例で低下する傾向を認めた.更に,脊髄症例内の後縦靱帯骨化症(OPLL)8例に対して18FDG-PETを施行した結果,神経症状がない3例のSUV値は正常であったが,手術を施行した5例では高値4例,低値1例で,術後改善を2例に認めた
©Nankodo Co., Ltd., 2004