発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069952
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人工股関節全置換術(THA)中の骨盤の動きをリアルタイムに評価するための骨盤傾斜計測器(PTG)を考案した.PTGは,デジタル方位計と角度計測器からなり,前者は角度計測の基準面を決定する目的でドレーピング前に使用する.後側方展開によるTHA施行例をPTG使用群30股と非使用群30股に分けてカップ設置角度の比較を行ったところ,外方開角は使用群が有意に小さく,前方開角は有意差を認めなかった.術中には両群とも骨盤の内旋がみられ,前方開角を小さくする要因と考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003