発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069948
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
遠位橈尺関節滑膜切除術の麻酔法として,8万倍希釈エピネフリン入り2%塩酸リドカイン1.8mlの局所麻酔を行った17例と,二重駆血帯併用の静脈麻酔を行った11例の成績を比較した.静脈麻酔群では術中の駆血帯部痛や鬱血に対する処置のため手術時間が有意に長かった.術後6ヵ月時の臨床評価は両群間に有意差を認めなかった.局所麻酔群において,術中滑膜標本でリンパ球浸潤の著明な症例はそうでない症例に比べて手術成績が良好であった
©Nankodo Co., Ltd., 2003