発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2003136901
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内側型変形性膝関節症の保存的治療として距骨下関節8の字弾性固定付き足底板(新型足底板),中敷き型足底板,草鞋型足底板,靴下型足底板のいずれかを6ヵ月以上用いた128例の下肢アライメントの変化と臨床症状の改善度を4群間で比較した.新型足底板群では他の3群に比べて大腿脛骨角(FTA)が有意に減少し,重症度指数も中敷き型足底板群や靴下型足底板群より有意に改善した.新型足底板は他の足底板と異なり距骨下関節の弾性固定が付加されているため,踵骨への外反矯正力が距骨や脛骨にも伝導してFTAが外反矯正され臨床効果も増大したのではないかと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2002