認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ 認知症の根本治療へ向けたコホート研究,治験,仕組みづくりに今必要なこと
常染色体優性遺伝性Alzheimer病の発症前観察および介入研究 DIAN研究
嶋田 裕之
1
1大阪市立大学 医学部認知症臨床研究センター
キーワード:
Alzheimer病
,
生物学的マーカー
,
遺伝性疾患
,
変異
,
Amyloid Beta-Protein Precursor
,
介入研究
,
多施設共同研究
,
遺伝学的検査
,
Presenilin-1
,
Presenilin-2
,
早期診断
,
Amyloid Beta-Protein (1-42)
Keyword:
Alzheimer Disease
,
Genetic Testing
,
Mutation
,
Biomarkers
,
Multicenter Studies as Topic
,
Amyloid beta-Protein Precursor
,
Genetic Diseases, Inborn
,
Early Diagnosis
,
Presenilin-1
,
Presenilin-2
,
Amyloid Beta-Protein (1-42)
pp.279-281
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338867
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DIAN観察研究は,家族性Alzheimer病患者の発症前の脳内バイオマーカーの変化を明らかにした.日本においてもワシントン大学の承認を得て,国際共同研究としてのDIAN-J研究が開始された.米国では2013年からDIAN-TUという治療介入研究が始まっている.2017年からは次期のDIAN-TU研究が始まる予定で,日本も参加すべく準備中である.
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