認知症1,000万人時代を目前に控えて-最新の診断,マネジメント,そして分子標的治療へ 非Alzheimer型認知症の病態研究の最前線
嗜銀顆粒性認知症
齊藤 祐子
1
1国立精神・神経医療研究センター 臨床検査部
キーワード:
Alzheimer病
,
鑑別診断
,
認知症
,
免疫組織化学
,
銀染色
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
Keyword:
Alzheimer Disease
,
Diagnosis, Differential
,
Dementia
,
Immunohistochemistry
,
Silver Staining
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.273-278
発行日 2017年8月1日
Published Date 2017/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017338866
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嗜銀顆粒性認知症(DG)はとくに高齢者では非常に多い疾患である.認知症というより,頑固・易怒性が強い性格と認識されることが多いが,基質的疾患であるという「気づき」により,本人・介護者の精神的な負担の改善が見込まれる.左右差を伴う側頭葉内側面の前方の血流・代謝の低下や,萎縮が画像上の診断のポイントになる.
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