高血圧症 臨床の要点-JSH2014を踏まえたエキスパートからの提言
Strain Vessel Theory
山本 多恵
1
,
伊藤 貞嘉
1東北大学 大学院医学系研究科腎・高血圧・内分泌学分野
キーワード:
アルブミン尿
,
Calcium Channel Blockers
,
レニン-アンジオテンシン系
,
高血圧
,
糸球体濾過率
,
心臓血管疾患
,
脳血管障害
,
慢性腎臓病
Keyword:
Albuminuria
,
Cardiovascular Diseases
,
Calcium Channel Blockers
,
Cerebrovascular Disorders
,
Glomerular Filtration Rate
,
Hypertension
,
Renin-Angiotensin System
,
Renal Insufficiency, Chronic
pp.473-475
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015034363
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微量のアルブミン尿が脳心血管疾患の発症リスクになるのは,Strain Vessel Theoryが考えられる.脳・心・腎には,血管構造の類似性がある.アルブミン尿・蛋白尿の出現は,傍髄質糸球体から始まる糸球体の障害が進行中であることを意味する.CKDでは,腎機能および尿蛋白に応じた重症度分類がなされている.CKDの降圧療法は,(1)降圧目標の達成,(2)RA系の抑制,(3)尿アルブミン・尿蛋白の正常化が3つの柱である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014