高血圧症 臨床の要点-JSH2014を踏まえたエキスパートからの提言 降圧療法 どの降圧薬で,どこまで下げるか
CKD合併高血圧
石光 俊彦
1
,
中野 信行
,
本多 勇晴
1獨協医科大学 循環器・腎臓内科
キーワード:
アルブミン尿
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
血圧
,
高血圧
,
糸球体濾過率
,
心臓血管疾患
,
タンパク尿
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
,
慢性腎臓病
Keyword:
Albuminuria
,
Cardiovascular Diseases
,
Angiotensin-Converting Enzyme Inhibitors
,
Blood Pressure
,
Glomerular Filtration Rate
,
Hypertension
,
Proteinuria
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
Angiotensin II Type 1 Receptor Blockers
pp.433-438
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2015034356
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蛋白尿を呈するCKD患者では,130/80mmHg未満を目標として厳格に血圧をコントロールすることが推奨される.ACE阻害薬やARBは輸出細動脈を拡張することにより糸球体毛細管圧を下げ,蛋白尿を減少させる効果に優れる.CKD患者に対する降圧療法においては,血圧コントロールとともに糸球体濾過量などの腎機能の指標を維持し,蛋白尿やアルブミン尿を減少させることが腎不全および心血管疾患を抑制するうえで重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014