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消化管がん
下山 ライ
1
,
太田 惠一朗
1湘南鎌倉総合病院 外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃造瘻術
,
食道腫瘍
,
食道造瘻術
,
ステント
,
穿刺
,
大腸腫瘍
,
腸閉塞
,
腹水症
,
腹腔静脈短絡術
,
ターミナルケア
,
バイパス術
,
腹水濾過濃縮再静注法
Keyword:
Ascites
,
Esophageal Neoplasms
,
Esophagostomy
,
Gastrostomy
,
Intestinal Obstruction
,
Peritoneovenous Shunt
,
Punctures
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Terminal Care
,
Stents
pp.1076-1081
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2014056470
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消化管がんの進行に伴う消化管閉塞と腹水貯留は,生活の質に影響の大きい病態であり,適切な対処が求められる.消化管閉塞に対してはドレナージや薬物療法だけでなく,ステント留置や手術的治療の可能性を十分に検討すべきである.腹水貯留に対する薬物療法は,有効性が低いことが多く,穿刺,シャント造設,腹水濾過濃縮再静注法(CART)といった症状緩和のための積極的な治療を考慮すべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2013