貧血 実臨床に役立つ診療のポイントと最新の知見 貧血の治療のポイント
造血幹細胞移植
森 毅彦
1
,
菊池 拓
1慶応義塾大学 医学部血液内科
キーワード:
骨髄異形成症候群
,
同種移植
,
骨髄移植
,
貧血-再生不良性
,
アルゴリズム
,
移植コンディショニング
,
赤血球輸血
,
造血幹細胞移植
,
鉄過剰症
,
臍帯血移植
Keyword:
Algorithms
,
Anemia, Aplastic
,
Myelodysplastic Syndromes
,
Transplantation, Homologous
,
Bone Marrow Transplantation
,
Erythrocyte Transfusion
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Transplantation Conditioning
,
Iron Overload
,
Cord Blood Stem Cell Transplantation
pp.295-300
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013260829
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再生不良性貧血,不応性貧血などの低リスク骨髄異形成症候群に対する根治療法として同種造血幹細胞移植は施行される.その適応は患者の年齢,重症度,輸血依存度,治療に対する反応性などから判断する.同種造血幹細胞移植の問題点は,適応年齢の上限,必ずしも適切なドナーが見出せないこと,移植片拒絶,合併症による移植関連死である.造血幹細胞移植後の合併症として重要なのは移植片対宿主病,臓器障害,感染症などである.
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