発行日 2006年8月1日
Published Date 2006/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2007007021
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
重症再生不良性貧血で40歳以下の場合にはHLA適合血縁者間骨髄移植が第一選択となる.40歳以上の場合には移植成績が劣ってくるので,患者年齢と好中球数によって免疫抑制療法と移植療法の優劣が判断される.免疫抑制薬不応例に対してはHLA適合血縁者間,非血縁者間骨髄移植がともに適応となる.末梢血幹細胞移植は血縁者間であっても現時点では推奨されない.とくに高齢者ではfludarabineなどを用いた骨髄非破壊的前処置により移植成績の向上が今後期待できるかもしれない
©Nankodo Co., Ltd., 2006