震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《震災対応システム-災害前にできること》災害医療コーディネーター 医師の視点から
西澤 匡史
1
1公立志津川総合病院
キーワード:
医師
,
保健医療従事者
,
労働衛生
,
日常生活活動
,
医療周辺従事者
,
避難者
,
多機関医療協力システム
,
リスク評価
,
地震
,
災害医学
,
保健情報管理
,
緊急避難所
,
心身状態
,
南三陸町
Keyword:
Allied Health Personnel
,
Activities of Daily Living
,
Health Personnel
,
Multi-Institutional Systems
,
Physicians
,
Refugees
,
Occupational Health
,
Risk Assessment
,
Disaster Medicine
,
Earthquakes
,
Health Information Management
,
Emergency Shelter
pp.915-919
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059491
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<ポイント>・災害医療を円滑に行ううえで災害医療コーディネーターという司令塔の存在が不可欠である。・災害医療コーディネーターは「災害関連死を減らすこと」と「平時の医療体制に戻すこと」を目標に活動を行う。・コーディネートするうえでとくに重要と思われるポイントとして、「情報を一元管理し指揮系統を一元化する」、「早期に情報収集を行う」、「避難所のアセスメントを行う」、「積極的に情報発信をする」、「医療・保健・行政との連携を密にする」、「医療従事者の勤務をシフト性にする」、「避難者の生活状況や心の変化にも目を向ける」、「後方病院を確保する」、「信念を貫く」、「常に先を見据える」ことがあげられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012