震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《その他》被災者医療の確保と、民間医療機関の復旧・復興に向けた到達点と課題
住江 憲勇
1
1全国保険医団体連合会
キーワード:
保健医療施設
,
災害対策
,
避難者
,
公的扶助
,
病院改革
,
自己負担
,
災害医学
,
公的医療保険
,
東日本大震災
,
阪神淡路大震災
Keyword:
Disaster Planning
,
Financing, Personal
,
Hospital Restructuring
,
Health Facilities
,
Public Assistance
,
Refugees
,
Disaster Medicine
,
Not-For-Profit Insurance Plans
pp.1112-1116
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059528
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<ポイント>・阪神・淡路大震災での運動の成果が、東日本大震災に繋がった。いま、十分な制度をつくることが、今後の震災対策として重要である。・震災により被害を受けた方が、費用の心配なく治療を受けられることが、災害からの復旧・復興を図るうえでとくに重要。・避難者はいまだに34万人を超えており、免除措置の延長は不可欠。・地域医療を確保するためには、公的・民間を問わず、すべての医療機関の復旧・復興が必要。・「医療施設等災害復旧費補助金」の対象に、すべての民間病院、民間医科・歯科診療所を加え、補助額を増額すべき。・二重ローンの買い上げを含めて、福祉医療機構の災害復旧資金のさらなる改善も重要。
©Nankodo Co., Ltd., 2012