震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《精神疾患》急性期の精神医療的問題
荒木 剛
1
,
笠井 清登
1東京大学 大学院医学系研究科
キーワード:
アルコール依存症
,
罪悪感
,
ストレス
,
精神保健サービス
,
精神障害
,
社会的支援
,
地域医療従事者
,
精神的ケア
,
個人の自律性
,
災害医学
,
自殺念慮
,
東日本大震災
Keyword:
Alcoholism
,
Mental Disorders
,
Community Health Workers
,
Guilt
,
Mental Health Services
,
Social Support
,
Personal Autonomy
,
Disaster Medicine
,
Suicidal Ideation
pp.1080-1084
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059522
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<ポイント>・急性期の精神医療には複数の側面がある。元来、精神疾患を患っていて、引き続き服薬を必要とする人々への対応、震災によって生じるこころの反応への対応、被災者かつ支援者への対応などの側面について概説した。また、推奨できない対応についても、あえて説明を付け加えた。・急性期の対応はそのまま慢性期の対応に役立つものである。・東日本大震災の支援を続けることはいうまでもないが、今後の震災への心構えとして、本稿が役立てば幸いである。
©Nankodo Co., Ltd., 2012