震災医療-来るべき日への医療者としての対応
《震災対応システム-災害前にできること》減災への取り組み 平穏期、超急性期~復興期までシームレスに災害情報を管理するITツール"エアタグ"システム
高橋 昌
1
,
牧野 秀夫
,
木下 秀則
1新潟大学 大学院医歯学総合研究科呼吸循環外科学分野
キーワード:
インターネット
,
衛星通信
,
地域社会ネットワーク
,
トリアージ
,
新潟県
,
災害医学
,
保健情報管理
,
情報技術
Keyword:
Triage
,
Satellite Communications
,
Community Networks
,
Internet
,
Disaster Medicine
,
Health Information Management
pp.940-945
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013059495
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<ポイント>・的確で迅速な災害医療対応には、被災傷病者の正確な情報が、職種や地域の別なく同時に共用されることが重要である。・衛星通信を利用した被災地ネットワークの構築と、WebGISを利用した被災傷病者情報の可視化が情報の同時共有を可能にする。・高性能の携帯端末・スマートフォンに専用アプリケーションを配信、ダウンロードにより個人の携帯端末が被災傷病者情報収集のツールになる。・衛星通信とWi-Fi技術を利用した車載型システムによって、通信の空白地域をゼロにする。・FeLiCaとクラウド技術による避難所管理システムを実用化する。・平穏期より備え、超急性期~復興期まで災害を科学するIT情報ツール「エアタグ」を開発した。
©Nankodo Co., Ltd., 2012