新しい局面を迎えた肺癌診療
《肺癌診療にまつわるトータルサポート 治療とケア》制吐薬のガイドライン
酒井 洋
1
1埼玉県立がんセンター 呼吸器内科
キーワード:
嘔吐
,
悪心
,
抗腫瘍剤
,
制吐剤
,
肺腫瘍
,
診療ガイドライン
,
第III相試験
,
治療成績
,
医薬品適正使用
,
新薬開発
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Antiemetics
,
Lung Neoplasms
,
Nausea
,
Vomiting
,
Treatment Outcome
,
Practice Guidelines as Topic
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Drug Discovery
pp.757-760
発行日 2012年11月1日
Published Date 2012/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2013010643
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・制吐薬ガイドラインでは、高度催吐性リスク抗癌剤には5-HT3受容体拮抗薬、aprepitant、dexamethasoneの3剤併用療法が、中等度催吐性リスク抗癌剤には5-HT3受容体拮抗薬、dexamethasoneの2剤併用療法が推奨されている。海外では中等度催吐性リスクにおいて第二世代5-HT3受容体拮抗薬palonosetronの使用が推奨されている。・現在の制吐療法では、悪心に対する治療効果が十分とはいえず、患者のQOLにも強く影響することから、今後のさらなる治療の進歩が求められる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012