リンパ腫診療の基本-最良の治療を選ぶための基礎知識
methotrexate関連リンパ増殖性疾患
萩野 昇
1
1帝京大学ちば総合医療センター 血液・リウマチ内科
キーワード:
Methotrexate
,
予後
,
リンパ増殖性疾患
,
免疫表現型判定
,
Epstein-Barrウイルス感染症
Keyword:
Lymphoproliferative Disorders
,
Methotrexate
,
Prognosis
,
Immunophenotyping
,
Epstein-Barr Virus Infections
pp.271-274
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012299754
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・methotrexate(MTX)関連リンパ増殖性疾患はWHO分類第4版で「その他の医原性免疫不全症関連リンパ増殖性疾患」に分類される疾患群であり、主に関節リウマチ(RA)の治療中に発症する。・組織所見は多様であり、一部の症例ではMTX中止のみで寛解にいたるが、部分退縮のみ、あるいは悪性の経過をとることもあり、いずれの臨床経過をたどるかについて予測因子は見出されていない。MTX中止後の慎重な経過観察が必要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2012