特集 小児科医に必要な免疫の知識
疾患における免疫系の関与 腫瘍・血液疾患 リンパ増殖性疾患
江口 克秀
1
,
石村 匡崇
,
白石 暁
,
大賀 正一
1九州大学 大学院医学研究院成長発達医学分野(小児科)
キーワード:
臓器移植
,
リンパ増殖性疾患
,
造血幹細胞移植
,
Epstein-Barrウイルス感染症
Keyword:
Epstein-Barr Virus Infections
,
Organ Transplantation
,
Hematopoietic Stem Cell Transplantation
,
Lymphoproliferative Disorders
pp.1191-1195
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019336749
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<Key Points>(1)リンパ増殖性疾患を認めた際は、原発性免疫不全症や慢性活動性EBV感染症が原疾患として存在する可能性を考慮する。(2)EBVの評価が重要であり、EBVが検出された場合は感染細胞の同定を行うことが原疾患の診断にも有用である。(3)移植後リンパ増殖性疾患は同種移植後における致死的合併症であり、移植医療に携わるうえで診断・治療法を十分認識しておくことが重要である。
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