リンパ腫診療の基本-最良の治療を選ぶための基礎知識
《リンパ腫診断のポイント》染色体検査・FISH・遺伝子検査(サザンブロット・PCR)
錦織 桃子
1
1京都大学 大学院医学研究科血液・腫瘍内科
キーワード:
PCR法
,
遺伝子再配列
,
染色体分染法
,
転座
,
リンパ腫
,
サザンブロッティング
,
Fluorescence in Situ Hybridization
,
遺伝学的検査
Keyword:
Chromosome Banding
,
Genetic Testing
,
Lymphoma
,
Blotting, Southern
,
Translocation, Genetic
,
Polymerase Chain Reaction
,
Gene Rearrangement
,
In Situ Hybridization, Fluorescence
pp.193-196
発行日 2012年8月1日
Published Date 2012/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012299737
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・染色体転座は悪性リンパ腫の病型診断において重要な情報となることから、リンパ腫を疑う場合、染色体解析はフローサイトメトリーとともに可能な限り行うことが望ましい検査であるが、いずれも生細胞で行う点に留意が必要である。・腫瘍細胞のDNAを用いるその他の検査としては、単クローン性のリンパ球成分の検出を目的とした遺伝子再構成検査や、免疫グロブリン可変領域のsomatic hypermutation(SHM)解析があげられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2012