関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《トピックス》 JAK阻害薬の有用性は?
前島 圭佑
1
,
石井 宏治
,
山岡 邦宏
,
田中 良哉
1大分大学 医学部総合内科学第一講座(膠原病内科)
キーワード:
シグナルトランスダクション
,
関節リウマチ
,
酵素阻害剤
,
経口投与
,
治療成績
,
Janus Kinase 3
,
Tofacitinib
Keyword:
Administration, Oral
,
Arthritis, Rheumatoid
,
Enzyme Inhibitors
,
Signal Transduction
,
Treatment Outcome
,
Janus Kinase 3
,
Tofacitinib
pp.664-666
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181582
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●サイトカインのシグナル伝達に関わる主要なチロシンキナーゼであるJanus kinase(JAK)を標的にしたJAK阻害薬tofacitinibは、RA患者に対し良好な治療成績を示しており、経口投与可能な新規低分子量抗リウマチ薬の中でもっとも上市に近い薬剤として期待されている。●2011年の米国リウマチ学会では、TNF阻害療法に抵抗性のRA患者への有効性や長期にわたる安全性が報告され、また骨破壊抑制効果がはじめて示されており、新たな治療革命の到来が予感される。
©Nankodo Co., Ltd., 2012